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IT初心者が訊く!実際の現場で、ノーコード予測AI「UMWELT」はどう使えるの?

こんにちは!トライエッティング広報担当のもえです。

「UMWELT」は、プログラミング不要でかんたんに分析や自動化ができ、需要予測や在庫管理・発注などをサポートするAIを搭載したプラットフォームです。

今回は、当社のノーコード予測AI「UMWELT」を、AI初心者の方に実際に使ってみていただき、実際にどんな使い心地なのかを体験していただきました!

最終回である今回は、ノーコード予測AI「UMWELT」を使ってみて浮かんだ、現場での使用を想定した疑問を解消していきます!

前回、前々回の記事はこちらから!

Q. 必要なデータの量は?

犬飼さん:
データは、過去何年分あるとベストなんですかね?

田原:
過去の同月の傾向を見るために、少なくとも2年ほどあった方が良いですね。逆に、10年前などだと現在と全く売れ方が違うので入れておらず、過去4〜5年分くらいを投入しているケースが多いです。

2020年〜2021年はコロナの影響を大きく受けていて厄介ですが、追加情報を入れて対応することも可能です。

どれくらいがあればいいのか絶対的な答えはなく、お客様のお持ちのデータを見ながら検証・サポートを進めています。

Q. 店舗ごとに出力を分けることもできる?

犬飼さん:
店舗ごとの売り上げ予測の結果は、店舗ごとに分けたファイルに出力することもできるんですか?現場のことを考えると、各店舗ごとに分かれていた方が見やすいなと思って。

田原:
そうですよね。まさに同じご要望のお客様がいらっしゃったので、その機能(「列名で分割」)を作りました。例えば7つ店舗があったら7つのファイルに分けダウンロードでき、それぞれ配れるようにしました。

犬飼さん:
「改善しました」という通知を見ますが、お客様からの「こうだといいな」というご要望を、システムに落とし込んでいると言うことなんですね。

田原:
おっしゃる通りです。

現場の声を拾い、すぐに解決へ

田原:
「UMWELT」は、日々社内で方針を作って改善を繰り返しているのですが、その原動力は、お客様の困っているところを解消することです。

あるお客様の声を反映しアルゴリズムを追加して、それを他のお客様にも活用してもらう」のように、ひとつの改善を全体の益とできる。そういうことができるのも、ノーコードプラットフォームである「UMWELT」の強みです。

犬飼さん:
凄いですね。AIといえど、そのベースを作っているのは人なんですね。
こんなに便利なAIツールだけど、こうやってアップデートしていっているのはエンジニアさんが日々取り組んでいるからなんですね。

田原:
お客様は、ポンと「UMWELT」だけ渡されても困ってしまうので、カスタマーサクセスがサポートしてできることを実現し、「どんなアルゴリズム(機能・パーツ)が必要なの?」と現場の声を拾う。そのようにカスタマーサクセスが現場のお客様の声をいただいて、エンジニアが改善する。

こうしてPDCAを早く回していくことでどんどん改善していくことができるのが、ノーコードツールである「UMWELT」の強みだと感じているのでそこに力を入れてやっています。

Q. どんな分野で活用できるの?

田原:
現在は、製造、食料品、建設足場、福祉用具のレンタル……と本当に幅広くお使いいただいています。

需要予測という広い言葉を使っていますが、「過去の売上みたいな実績から、将来どれくらい必要なの?」を予測する、いわゆる時系列予測ですね。使いやすい部類なので、幅広くご利用いただけます。

犬飼さん:
現場で数がカウントできるものだったら何でも対応できるんですか?

田原さん:
そうですね。なかでも特に得意としているのは、時期にともなう一般的な需要の変化がある商品ですね。飲食店など「特にこの時期はよく出る」がはっきりしているもの。

例えば、ロッカーは2〜3月によく売れるんです。学校などが4月に向けて仕入れるからですね。そのような商品の予測もさせていただいています。

犬飼さん:
時期による需要の変化があるもので、「じゃあそれがいつ何個売れるの?」「そのために何個作るの?」を予測して安全在庫を確保したり受発注のロスを減らせるのが「UMWELT」なんですね!


全3回にわたってお届けしてきた「IT初心者の私も使えた!UMWELT」シリーズ、いかがでしたでしょうか?

需要予測や在庫管理の工数の多さや属人化にお悩みの皆さま、業務効率化やDXをご検討の皆さまのご参考になりましたら幸いです!

株式会社トライエッティングについて

株式会社トライエッティングは、「予測業務の自動化を、やすく、はやく」というミッションを掲げる名古屋大学発のAIベンチャーです。AI技術の導入する上での課題となっている「コストの高さ」や「開発期間の長期化」、「専門人材の不足」を解決するノーコード予測AI「UMWELT(ウムベルト)」を開発し、幅広い業種業態のお客様に提供しています。また、複雑なシフトもAIがワンクリックで作成する「HRBEST(ハーベスト)」を開発・販売しています。


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