ITが苦手な私が、AIを学ぶ!ノーコード予測AI「UMWELT」とは一体なに?
こんにちは!トライエッティング広報担当のもえです。
「UMWELT」は、プログラミング不要でかんたんに分析や自動化ができ、需要予測や在庫管理・発注などをサポートするAIを搭載したプラットフォームです。
今回の企画では、当社のノーコード予測AI「UMWELT」を、AI初心者の方に実際に使ってみていただき、実際にどんな使い心地なのかを体験していただきました!
初回である今回は、そもそもノーコード予測AI「UMWELT」とは何なのかを一緒に見ていきます!
本記事の登場人物はこの2人。
そもそも「UMWELT(ウムベルト)」って何ができるんですか?
犬飼さん:
「UMWELT」はどんなことができるか、改めて教えていただけますか?
田原:
UMWELTは、需要予測ができるAIプラットフォームです。人の代わりに「何月何日に何が何個売れます」という予測を立ててくれます。
AIに予測をさせようと思うとどんな情報を入れなきゃいけないんだろうと思うかもしれませんが、最少で3列だけでいいんです。
犬飼さん:
3列だけで良いんですか!
田原:
「①いつ(日付)、②何が(品番)、③どれだけ売れたか(実績)」があれば予測ができてしまうんです!
これにプラスして、例えば「④店舗名」など列を増やして店舗別に予測をしたりすることもできますが、最初は①②③のデータさえあれば「過去のデータがこうだったから、将来どれだけ売れるだろう」とパッと出してくれるというのが、このUMWELTの一番簡単な機能です。
まずはデータを押してボタンをポチッと押すだけで結果が出ますが、もちろん定期的に実行するようなスケジュール機能もあります。スプレッドシートにデータを置いておいたら、夜中に自動で実行して、朝来たらもう結果が出ている、ということもできちゃうんです。
犬飼さん:
朝出勤したら需要予測の結果があるから、それをもとにすぐに作業に移れる……ありがたいツールですね。
田原:
人間の手を介さずポンと結果が得られる上、大量のデータの処理も(AIなので)嫌がらないことも大きなメリットですよね。昨年、一昨年、その前……と積み上がったデータを人が全部見ていたら本当に大変なので、そういったところでコンピュータならではの良さがあります。
従来の方法は、人的資源に負担が大きすぎる
田原:
よくある従来の需要予測の方法としては、過去実績のデータを準備して、例えばエクセルなどで加工して計算式を作って計算する方法や、ベテランの勘ですね。
ですが、品番や店舗が多い場合には考えるべき組み合わせが膨大になってしまい、例えば1分1個考えたとしても1000個あったらそれだけで1000分がかかってしまう、そしてそれが毎月……などかなりの負担がかかってしまいますよね。また、ベテランの社員さんの勘頼りであれば、その社員さんが退職されてしまったあとへの懸念もあります。
犬飼さん:
属人化の問題も最近よく聞かれますね。
田原:
また、メーカーさんでは「生産部門は必要生産数を見たいけれど、営業部門は予想売上数をみたい、さらに調達部門は原材料がどれだけ必要かを見たい」など、同じ元データながらそれぞれ得たい数字の粒度やタイミングが違うというケースも多いです。
別々で異なる予測をしてしまったら、「生産部門は100個作りたいと思ってるけれど、調達部門は150個作る前提で調達して余ってしまう」という問題などが発生しうるので、まずAIに大元の予測をさせた後、数字の粒度を変えて見方を変えていくことで解決を目指します。結構あるあるなんですよね。
犬飼さん:
「生産部門と営業部門でそれぞれ予測を立てたら、どっちを信じればいいの?」ってなってしまいますもんね。
田原:
そうなんです。部門ごとに違う粒度の数字を見たいけれど、その大元が同じ数字であることが重要なので、その大元の数字を作るという点でも価値を感じていただけています。
これを人がやろうと思うと、営業部門か製造部門かなど、どこの部門の人がやるかを擦り合わせて工数を割く必要があります。これが結構大変で、「営業部門が作った数字に別の部門が文句を言う」といった構図になってしまうと社内でひずみが生まれてしまうこともあります。AIが出した数字には、どの部署の方もフラットに文句を言いやすいので、AIが予測をするということそのものに価値を感じていただけるお客様もいらっしゃいます。そういう価値もご提供しているのが「UMWELT(ウムベルト)」です。
次回は、いよいよ犬飼さんが「UMWELT」を使っていきます!