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創業8周年!未来を切り拓く名古屋大学発AIスタートアップの創業ストーリーとは【トライエッティング】

こんにちは!トライエッティング広報担当のもえです。

トライエッティングは、6月で創業8周年を迎えます。
今回はそれにちなんで、創業メンバーに創業当時の話を聞きました。

どのような想いからこの会社は生まれたのか、一緒に見ていきましょう!

CEO 長江祐樹

COO 菅沼美久

CTO 竹島亮

きっかけは祖母の病

長江:
疾病予測のために会社を起こし、予測をするための基盤を作るということでビジネスを始めました。
きっかけは、小学校3年生の時に祖母が脳卒中で倒れたことでした。一度も目覚めることなく、祖母はその約10年後に亡くなりました。親しい人の病気の予兆に早く気づくことができたら後悔がなかったなと思い、中学生くらいの頃から病気の予測をすることができたら良いなとずっと思ってきました。

もともとは研究者という形でアカデミアの世界で疾病予測を実現させようと、名古屋大学の工学部物理工学科に入学し、博士課程まで進みました。ですが、その研究には予算も時間も膨大にかかるので、アカデミアの道でも就職の道でも実現が難しいということがわかったんです。そのため、起業という選択をとりました。

創業メンバーとの出会いは学生時代

旧オフィスにて(創業してしばらく経った頃の写真)

長江:
菅沼とは大学時代にカフェバイトをしていた時の同僚でした。

菅沼はスペイン哲学で修士に進み、僕より先に卒業をしていました。起業の話を持ちかけた時は、企業翻訳の仕事をしていましたよね。

菅沼:
大学院を卒業して翻訳会社に入り、2年ほど勤務していました。

その当時、私は「翻訳会社で多くを学び、一旦、やれることはやった」と感じていたので、自分のスキルやこれまでの経験を活かして個人で越境ECのプロジェクトを立ち上げようと考えていたんです。

そんな時にある時ばったり駅で長江に遭遇し、久しぶりに2人でご飯を食べにいく事になりました。そこで長江から「起業したい」という話を聞き共感し、私も越境ECがやりたいと話して、「じゃあ一緒にやったら面白いね?」と話が進んでいきました。

学生時代いろいろなスポーツをやってきましたが、個人競技よりチーム競技の方が好きだったんです。だから、誰かと一緒にやる方が良いのかもしれないと直感的に思ったんですよね。

長江:
竹島は私より年齢が一つ上で、プログラムでは準備をする先輩としてプロジェクトに関わっていました。

彼は「実世界データ循環学リーディング大学院プログラム」のラボのシステムをたった1人で開発していた天才で、絶対に声をかけようと考えていました。

起業を持ち掛けた時はどんなふうに思いましたか?

竹島:
もともと起業に対しては全く抵抗はなかったんですよね。小さい企業に就職して学んだ後に起業しようかと考えていたくらいなので。

ただ、起業をしたいと言っても、作りたいものがあったから起業したいと思っていたのではなく、自分のプログラミングの力を最大限に発揮できる場所を探していたんです。

作りたいものが明確な人が必要だと感じていたので、声をかけられた時「一緒に起業してもいいかな」と思いましたね。

長江:
僕は原体験があって、菅沼は一緒に事業をする「仲間」を求めていて、竹島は作る「もの」を求めていた。

3人が求めていたものをそれぞれに補い合うような関係で、起業の話が進んでいきました。

これまでの歩みと変わらない思い

長江:
これまでの9年間で私たちは様々なサービスを提供してきました。紆余曲折もありましたが、私たちが目指すものは創業当初からずっと変わっていません。

現在日本は高齢化社会へと突入しており、これからもその流れは加速するとされています。そして2035年には総人口の約3割が高齢者となる社会になります。そうすると、ちょうど2035年付近で日本の手厚い社会福祉・社会保険制度が崩れてしまいます。

私や私の家族は、医療福祉制度に介護家族として助けられていた人間でした。もし保険がなかったら破産していたかもしれません。同様の状況の人たちは世の中に多くいて、日本の福祉制度に助けられているのですが、これが2035年までに崩れてしまうかもしれないのです。

この問題を解決するために、中期的には様々な企業様に弊社のサービスであるUMWELTやHRBESTを導入していただき、サプライチェーンの自動化などを通して、少子高齢化による「労働力の確保」また生産性を改善による「企業様の売上・利益向上と国全体の税収の底上げ」をしたいと考えています。

そして長期的には、UMWELTを母体として、病気を発症してからではなく発症する前に予測することができるAI医療サービスを開発・提供し、高額な医療負担を削減できるような世の中にしていけたらと考えています。

今回は、創業メンバーへのインタビューをお届けしました。

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トライエッティングとは

株式会社トライエッティングは、「予測業務の自動化を、やすく、はやく」というミッションを掲げる名古屋大学発のAIベンチャーです。AI技術の導入する上での課題となっている「コストの高さ」や「開発期間の長期化」、「専門人材の不足」を解決する「UMWELT(ウムベルト)」というプラットフォームを開発し、幅広い業種業態のお客様に提供しています。また、複雑なシフトもAIがワンクリックで作成する「HRBEST(ハーベスト)」を開発・販売しています。

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