
今、アメリカで「建設3Dプリンター」の導入が進んでいるワケ #アドベントカレンダー2023
クリスマスまでの期間に、窓をひとつずつ開けていく「アドベントカレンダー」。
今年も当社公式noteにて、哲学や科学、テクノロジー、カルチャーなど、皆さまの知性を拡張するような様々な記事を、クリスマスまで平日毎日紹介していきます。
こんにちは、トライエッティング広報担当の間瀬です。
アドベントカレンダー5日目は、「ビジネス」。
今日は、昨今話題になっている建設3Dプリンターにまつわるお話をご紹介します。
「今、アメリカで「建設3Dプリンター」の導入が進んでいるワケ」
今日ご紹介するのは、こちらの記事。
現在アメリカの住宅市場では建設3Dプリンターを活用する機運が高まっており、実際に各地で「3Dプリント住宅」の建設事例が増加しているんです。
この記事では、なぜ今日のアメリカで建設3Dプリンターの導入が進んでいるのか、その背景を考察していきます!
記事のイチオシポイント
ところで、アメリカで建設3Dプリンターの導入が進む理由だが、建設3Dプリンターの建設速度の速さと建設コストの安さに加え、建設業労働者不足の問題がある。米建設業者組合によると、現在アメリカの住宅建設業界では54万6000人の建設作業員が不足しており、多くの住宅建設プロジェクトに遅延を生じさせているという。
ほとんど慢性状態にあると言っていいアメリカの建設業の労働者不足。これが一因となって、建設3Dプリンターの導入が進んでいるとのことですが、ではそもそもその労働者不足は何によって引き起こされているのでしょうか?
そこには、日本も他人事ではいられない理由がありました。気になる方はぜひ本編で!
前に筆者が上述の南カリフォルニア大学のベロク・コシュネビス教授をインタビューした際、教授が建設3Dプリンターを開発する理由としてアメリカの建設業における労働災害の多さを挙げ、「アメリカでは年間4700人もの建設業労働者が労働中の事故で死亡している。建設業とは非常に危険な業界であり、3Dプリンターで労働者をリプレースすることで人間を危険な仕事から解放するのだ」とコメントしていたのが印象的だった。
建設3Dプリンターの導入の利点として、建設業における労働災害の回避が挙げられます。その上、「従来の住宅よりも火事、洪水、台風といった自然災害に強い構造」であるとも説明されています。
建設3Dプリンター、そして3Dプリント住宅の普及がどのように進むのか、注目していきたいですね!
終わりに
いかがでしたでしょうか。より詳細を知りたい方は是非該当記事もご覧ください。
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