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参加者からの好評御礼!短期インターンシップやワークショップ実施のポイントについて考えてみた

こんにちは!トライエッティングの広報担当間瀬です。

先月、自治体や教育機関と連携した社会貢献活動の一環として、地元の高校生向けのインターンシップを行いました。

▼その時のレポート記事はこちらです!

インターンシップの実施に向けて、試行錯誤をしながらプログラムの設計や準備を行い、生徒さんからは「3日間楽しく様々なことを学べた」との評価をいただきました!

この記事が、実践型のインターンシップの実施も増えているとのことなので、短期のインターンシップやワークショップの計画を控えている担当者さんの何かお役に立てたら幸いです!

【参照記事】

「インターンシップを経て達成してもらいたいこと」を大切に

現在当社では新卒採用を行ってはいませんが、今回のインターンシップは、自社をアピールをする機会と捉えて実施しました。

しかし、第一の目的は「生徒さんの希望を叶えること」。進路選択やこの先の興味の広がりの一助になるように、生徒さんの興味関心に寄り添った内容とすることであると考えていました。
生徒さんへのヒアリングから「プログラミングが行われている現場について知り、プログラミング自体が社会でどう実用されているのかについて学びたい」というお声を頂き、プログラミングや理系進学などを中心にテーマとして組み立てていくことにしました。

その上で、プログラミング未経験の高校生向けに、専門性の高い内容についてどう実現するかというところを色々と考えていきました。

専門外の人に、専門的なことをどう「伝える」か

当社は人工知能(AI)の製品を取り扱っており、AIの説明は必須事項でした。ChatGPTやMidjourneyの登場以来、AIというものが生活に溶け込みぐっと身近になりましたが、まだまだそれを支える技術や仕組みについては知られていないと感じています。そういった点で、普通科で学ぶ高校生に向けてAIの説明をするということは、今回のインターンシップでのチャレンジングな事柄のひとつでした。

妥協したくなかったことは、AIの製品を扱う会社として「理系的な要素を省いて概念だけでふんわり説明をしない」ということです。

今回は教師あり学習(機械学習の種類の1つ)を取り上げましたが、難しいからとパラメータの説明や数式的な説明を省かずに、どのような考え方からどのように設計されているのかということについてきちんと説明する方が、むしろ親切だと考えたからです。

機械学習の説明をする中で、どういったところに高校や大学での学びが活かされるのかについて伝えることで、学生さんの進路選択に繋がる材料を提供できると考えました。

それを妥協しないために割り切ったのは、取り上げる内容の種類の数や量です。最近の人工知能の例として、今回は教師あり学習(機械学習の種類の一つ)のみに焦点を当て、深掘りしていく形を取りました。

工夫したところとしては、説明の中で生徒さんに「〇〇を実現したいと思ったら、どんなふうにすると良さそうだと思う?」など問いかけ想像してもらう時間を作ったことです。

座学という形を取りながらも一方的にならないように気をつけ、「自分がもしそれを設計するなら、どのように行うだろう」とプログラムを設計する時のような視点を持ってお話を聞いてもらえるようにしていきました。

結果として、参加した生徒さんからは「AIは複雑な構造をしたものなのだなと感じましたが、とても分かりやすくかみ砕いて説明してくださり理解することができました」との声をいただきました。

専門外の人に、専門的なことをどう「体験」してもらうか

コーディング体験については、言語の選定から具体的な内容の決定までかなり悩みました。
今回の目的は、限られた時間の中で生徒さんに「コードが完成し動作する」というプロセスを体験してもらい、コーディングの面白さに触れてもらうことでした。

目的を念頭に置いた上で、プログラミングらしさを取ってC#やJavaScriptなどのプログラミング言語を用いるか、それともプログラミングらしさとは少し離れるけれどマークアップ言語であるHTMLなどを選定するかをまず検討しました。さらに、HTMLを選んだ場合でも、CSSをどの程度説明するのか、どの程度用いるのか、HTMLタグについてどのように見せながら説明していくかについても考えていきました。

最終的に、CTOとエンジニアメンバーと相談を重ね、1時間の座学の中でプログラミングらしさの強い言語のコードにも触れながら、2時間の体験の中ではHTMLをメイン(装飾はBootStrap)で取り組むことに決定しました。

結果的に、この体験を通じて、最終日には生徒さんたちは自分だけでHTMLタグを編集したり書いたりできるようになるほど理解を深めてもらうことができ、楽しんでコーディングを行ってもらえたのではないかなと感じています。

今回のインターンシップを経て

参加した生徒さんからは以下のようなコメントをいただけました。

「とても親切に説明していただき分かりやすかったです。また、体験は自分が打ったものが形となって現れるのはとても達成感があり楽しかったです」

「少し体験しただけなのにとても大変だったのに、ずっと作り続けているのが本当にすごいなと思いました。また、プログラミングで実現できることの自由度がとても高くて驚きました」

事前に意図していた目的などに沿うように設計ができたのではないかなと考えています。

また、今回もともとメインで据えていなかったプログラミング以外の内容について(例えば働き方についてなど)意外にも大きく評価していただいたことが驚きでした。自身の将来を考える上で「働き方」という観点は高校生の生徒さんにとっても重要なファクターになっているのだなと感じています。

▼詳細はこちらから

今回のインターンシップを経て、生徒さんにどのようなことに興味関心を持ってもらえるのかについて走者としても勉強になり、今後インターンシップやワークショップなどを実施する上での糧になりました。

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