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フォルケホイスコーレで「自分とは何か」を学ぶ #アドベントカレンダー2022

こんにちは、TRYETINGの広報担当です。

アドベントカレンダー12日目のテーマは、「カルチャー」。
今日は、昨今、日本でも聞くようになった「リカレント教育」にまつわるお話を紹介します。

クリスマスまでの期間に、窓をひとつずつ開けていく「アドベントカレンダー」。
昨年に引き続き今年も弊社公式noteにて、哲学や科学、テクノロジー、カルチャーなど、皆さまの知性を拡張するような様々な記事を、クリスマスまで平日毎日紹介していきます。

「北欧流・自己実現のための「リカレント教育」とは?」

今日ご紹介するのはこちらの記事。
北欧流・自己実現のための「リカレント教育」とは?

コロナ禍によって家での時間が増えた昨今、その時間をいかに有効に活用するのか。その一つとして、リカレント教育が注目されています。

日本政府が、厚生労働省を中心に、2023年までに個人に対するリカレント教育の支援策を講じ、1兆円規模の予算が投下される予定です。その一方で筆者は、「日本では自らの好奇心を満たすためのリカレント教育、つまり生涯をかけて学ぶという文脈は弱い。どちらかといえばビジネスパーソンのためというイメージが強いのではないだろうか。」と話します。

リカレント教育の本来の意味とは何か。この記事では、リカレント教育の先進国の一つであるデンマークでの例に迫ります。

記事のイチオシポイント

フォルケホイスコーレのシステムは、実にユニークだ。入学試験と成績評価はない。全寮制で、生徒と教員が衣食住を共にする。当時あった社会的階級を超えることを目的に、教育的な知識に集中するのではなく、一緒に歌を歌ったり、楽しい時間(デンマーク語でヒュッゲ)を過ごしたりすることも目的とされていたからだ。

北欧流・自己実現のための「リカレント教育」とは?

北欧を代表するリカレント教育の一つである、デンマーク発祥の教育機関であるフォルケホイスコーレ。試験や評価は行われません。そこでは、「自分の人生に責任を持つ能力と欲求を高めること」を目的とし、頭に詰め込む教育ではなく、生徒と教員の共同生活を通して学びを深めていると筆者は述べています。

デンマークではさらに、労働者に対するリカレント教育も手厚い。フレキシキュリティと呼ばれる雇用政策は、柔軟性を意味するフレキシビリティ(Flexibility)と、安全性を意味するセキュリティ(Security)を組み合わせた言葉。雇用者に雇用と解雇を柔軟に行えるようにすると同時に、労働者には十分な保証が与えられる。

北欧流・自己実現のための「リカレント教育」とは?

この制度によって、充実した職業訓練プログラムが労働者に確保されている。失業者だけでなく、在職者に向けた職業訓練も豊富だ。「楽しみ」と「キャリア」のためのリカレント教育が並んで充実しているのがデンマークの特徴だといえるだろう。

北欧流・自己実現のための「リカレント教育」とは?

日本でも、失業保険の受給中、スキルアップのために職業訓練学校に通う人も少なくありません。その一方で、その機会は失業者に限られていることがほとんどです。デンマークでは、在職者に向けた職業訓練も豊富で、「「楽しみ」と「キャリア」のためのリカレント教育が並んで充実しているのがデンマークの特徴だといえるだろう。」と筆者は表現しています。

家にいる時間が増え、自己と対話する時間も増えた昨今、キャリアアップのためだけではなく、誰もが年齢関係なく人生を豊かにするための「楽しみ」としての学びを継続できる環境が日本にも多くできることを願ってやみません。

終わりに

いかがでしたでしょうか。より詳細を知りたい方は是非該当記事もご覧ください。


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