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フルリモートで組織づくり!トライエッティングエンジニアチームの組織体制・組織運営についてご紹介します

こんにちは、トライエッティング(TRYETING)の間瀬です。

弊社では、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、2020年2月よりリモートワークが導入されました。

導入から約1年半が経ち、現在エンジニアチームはどのような組織体制になっているのか、どのようにリモートで組織づくり・組織運営をしているのか、弊社CTOの竹島からご紹介させていただきます。

弊社での働き方にご興味のある方、弊社にご応募・ご入社をお考えの方のご参考になりましたら幸いです!

本記事は、ボイスメディアVoicy 「採用とキャリアと私とボイシー」で、竹島とパーソナリティの森数美保さんが対談した放送をもとに執筆しています。

現在のエンジニア組織は?

株式会社キャスター 執行役員 森数美保さん(以下、森数):
本日は、トライエッティングCTOの竹島さんにお越しいただいています。
どのようなエンジニア組織になっているのか、また、どのようにリモートで組織運営をしているのか、お話を伺います。
竹島さん、本日はよろしくお願いします。

株式会社トライエッティング 取締役副社長兼CTO 竹島亮(以下、竹島):
トライエッティングの竹島です。よろしくお願いします。

弊社は、人工知能を作り、お客様に提供している会社です。人工知能を開発してお客様のサーバーにインストールするという形ではなく、ウェブサービス上でお客様に人工知能を提供しています。
僕は、人工知能や、その人工知能をお客様に提供するためのインフラ・ウェブサービスの開発、およびマネジメントをしています。

森数:
エンジニアの皆さんは、何人で開発されているのですか?
また、開発体制についても伺いたいです。

竹島:
現在は、(竹島を除くと)エンジニア7人で開発をしています。

そのうち2人がAIのコアの部分を開発するチームで、5人がAIを提供するウェブサービスを開発するチームです。

AIを提供するウェブサービスにはいくつか種類がありますが、ウェブサービスチームは種類ごとには分かれずに横断的に開発をしています。

森数:
各チームを2人や5人で回しているのですね。

竹島:
そうです。エンジニアの人数がもう少し増えればプロダクトごとに組織化したいと考えていますが、現在は少人数なので皆それぞれ全員分のレビューをしています。

森数:
例えば、ウェブサービス側の5人のなかでは、バックエンド、インフラ、フロントエンド……のように、担当が分かれているのでしょうか?

竹島:
メインの担当はありますが、それぞれ手が空いたら他の部分も担当します。「バックエンドの担当者も、フロントエンドを開発することもある」といった形ですね。

今後エンジニアが増えたら分担する体制にしていけたらと考えています。

どのタスクを担当するか、エンジニア自身が選択する

森数:
もちろん「これだけをやりたい」という人もいるとは思いますが、「フロントエンドだけやりたい!」という方よりも「フロントエンドをメインで担当し、サーバーサイドのほうも知って開発したい」という方のほうが多いのではと考えられるので、今の環境は良いかもしれないですね。

竹島:
そうですね。
メンバーそれぞれに得手不得手があるので、それを考慮し苦手な部分についてはなるべく割り振らないようにしています。

森数:
そのあたりは、竹島さんが1on1などを行って把握されているのですか?

竹島:
毎日エンジニアチームでミーティングをして、その際にメンバー同士で話し合い、誰に何のタスクを振り分けるかを決定します。得意なものは率先して引き受け、苦手なものには自分からは手を挙げないという形です。

振り分けの都合でどうしても苦手なことをやる必要がある場面もありますが、基本的には、何をやるか、何を担当するかは自分自身で決めることができます。

森数:
とても良いですね。メンバーがそれぞれ自分で手を挙げる様子を見て、竹島さんはその人の得意不得意を把握しているのですね。

とにかく話し合いを大切にし、皆で取り組む

森数:
タスクやバックログはどのように積み上がっていくのでしょうか?

竹島:
企画が立案された段階で、何をしなければいけないか具体的な作業に分解し、タスクを明確にします。
そこにお客様や社内からの要望、バグの報告などが合わさり、仕事のセットが出来上がります。

森数:
例えば、セールスやカスタマーサクセスが持ってきたお客様からの要望や、エンジニアの意見、プロダクトのオーナー(代表)の意見など様々あるなかで、どのように話し合ってタスクの決定がなされるのでしょうか?

竹島:
社内外からの要望は全て、社内の1か所に集められています。様々な部署の代表が集まり、定期的に全ての要望を確認し分析するミーティングを行います。そこで明らかになったタスクを、前述した毎日のエンジニアミーティングに持ってきて割り振っています。

森数:
エンジニア側からも「このような機能の方が良いのではないか」といった意見は出るのでしょうか?

竹島:
出てきます。普段から全社的に要望を集めているので、エンジニアを含め全社員の要望や意見について、要望の確認・分析のミーティングで話し合われます。また、タスクの割り振りの際にエンジニアから出た改善案を、要望確認・分析ミーティングに持ち帰ることもあります。

森数:
良いですね。あちこちから意見を集めて、皆で作っているのですね。

竹島:
そうですね。1人だけ、1部署の意見だけにしてしまうと、ミスにも気がつかない可能性があります。

また、様々な人から意見を集めると、もちろん良い意見だけでなく悪い意見も出てきますが、それは何をやったら良いかを考える機会になります。本当にこのプロジェクトの進め方はこれで良いのか、実行に移すべきかどうかなど、どんどん意見を取り入れて意思決定をし、皆で取り組んでいます。

森数:
竹島さんが「やる」、「やらない」の判断をする際に大事にしていることはありますか?

竹島:
プロダクトやサービスのコンセプト、未来像、ゴールを明確に持つことですね。そうすることで、どのような機能をつけるのか、どのタスクの優先度が高いのかが自ずと決まります。
ただ、「やる」、「やらない」についても話し合いで決定するので、僕が最終的な決断をしているわけではないですね。

森数:
合議制なのですね。サービスやプロダクトの未来、少し先の将来について皆で話し合ったり、考えたりする機会もあるのでしょうか?

竹島:
エンジニア全員が参加しているわけではありませんが、将来像の大筋を決める場はあります。大筋が決まったあとも、実際にエンジニアが手を動かしているうちに「こちらのほうが作りやすいのではないか」と意見があがるケースもあります。話が行ったり来たりすることもありますが、より堅牢なものを作ることができるのではないかと考えています。

森数:
そうですね。そこの労力は惜しまず、良いものを出していくのですね。

「原則出社」からリモートワーク中心へ。働き方はどう変わった?

森数:
私がトライエッティングさんに出会った頃、オフィスに集まって対面で働くことを重視されている会社さんだという印象がありましたが、現在働く場所は自由ですよね。
エンジニアの方は、出社をしても良いけれど、基本はご自宅で勤務をされているという状況でしょうか?

竹島:
リモートワーク中心ですね。エンジニアも在宅勤務が多いです。
新型コロナウイルスの感染拡大がきっかけとなり、リモートワークが導入されました。
現在は、出社したいメンバーは、感染拡大の状況を鑑みながら、気をつけて出社しても良いという形をとっています。

森数:
新型コロナウイルスの感染拡大前オフィスで顔を合わせていた頃と現在とで、変わったことはありますか?

竹島:
リモートワークを導入するにあたって、やりとりが減って意思疎通が取れなくなったり、疎外感が生まれたりすることなく、なるべくエンジニアの皆がやりとりしやすいようにしようと考えていました。

その施策のひとつとして、毎日決まった時間にミーティングをするようにしています(就業時間中ずっとビデオ通話を繋げっぱなし!というものではありません)。わからないことを解消したり、メンバー同士の距離を繋げたりすることを大事にしようと思い取り組んできました。

リモートワークにしたから大きく変わったことというのは、そんなにはないのかなと思います。「なるべく変わらないように頑張ってきた」というのが正しい、という感じですかね。

森数:
そこは試行錯誤中でもあるのですね。でも、大きな弊害は起こっていないようですね。

竹島:
そうですね。うん、そう思います。
「そうならないように頑張っている」、それに尽きるかなと思います。
ミーティングも、業務の報告だけでなく、時間が余った時には雑談をしていますね。「最近こういう漫画にハマっている」といった話をします。

森数:
竹島さんが雑談を振るのですか?

竹島:
そういう時もありますが、基本的には喋りたい人が喋っています。
誰も特に話題がないという場合は、僕が勉強会のようなことを始めますね。

森数:
オンラインで繋いでいる時に、業務内容だけではなく雑談などの会話ができる工夫をされているのですね。

Slackでのコミュニケーションの取り方など、チャットでのやりとりにも変化はありましたか?コロナ前まで直接やりとりしていて、チャットで投稿をする習慣がなかったものをSlackに置き換えるというのは、そんなに簡単なことではないと思っています。

竹島:
その通りだと思います。
チャットでのやりとりのしやすさには、心理的な距離が関係しているのではないかと考えています。心理的な距離が近ければ、友人にLINEを送るように簡単にチャットができると思うのですよね。ですので、心理的な距離を近くするにはどうしたら良いだろう、心理的な距離が近ければチャットでも上手くいくのではないかなと考えていますね。

森数:
トライエッティングさんのエンジニア組織が上手くいっていて、心理的な距離が担保されているという話を私も耳にしていたので、本日竹島さんとお話しして「なるほどな」と思いました。

竹島さんのお人柄によるところも大きいかとは思いますが、組織に対して気を配っているのですね。

竹島:
そうですね。試行錯誤の連続ですよね。

森数:
今後更にエンジニアの人数も増え、フルリモートで組織を作っていくなかで困難に直面することもあるかと思いますが、サービスの目的や未来、そしてエンジニアの皆さんのやりたいことを意識しながら、これからも組織設計をされていくのですね。

「プログラミングが好きな人」、お待ちしています!

森数:
最後に、竹島さんから何かありましたら是非お願いします。

竹島:
エンジニアとして、エンジニアのチームとして、現在「プログラミングが好きな人」を募集しています

森数:
言語は何でも良いのでしょうか?

竹島:
C#が良いです!というのも、弊社のサービスの大半がC#で書かれているからです。

C#や業務の知識はもちろんあったほうが良いですが、それよりも「プログラミング大好き!」という方に来ていただけたらと思っています。
プログラミング言語を業務の道具だと捉えるにとどまらず、自分の一部のように自在に操ってしまうような、またそんな気質があるような「プログラミングが好きな人」を求めています。

森数:
「好き」、「楽しい」がベースにあったほうが皆ハッピーだと思うので、賛成です!

竹島:
そんな方を募集しています、よろしくお願いします!

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